四つの域、三つの対話
ギャラリーCAVE
発 行 2014年3月1日
編 集 村上 誠
発行人 山内啓司(ギャラリーCAVE)
〒430-0903 静岡県浜松市中区助信町31-20
TEL 053-473-6135
cave@cameo.plala.or.jp
http://www.gallery-cave.com/
印 刷 オノウエ印刷
デザイン 夏目とも子
はじめに
この冊子は、展覧会“四つの域”の記録集であると同時に、参加者4名による3つ対話を収録したものです。
展覧会は、2013年3月9日~31日までギャラリーCAVEで開催されました。これはギャラリーCAVEと村上誠の共同企画であり、作家の人選もギャラリー主宰者である山内啓司と村上が行いました。“域”とは、一定の場所・空間のことですが、物事の程度や範囲のことでもあります。異なる領域で活動する4名が、それぞれの考える“域”をそれぞれの表現方法で視覚化するという試みでした。ギャラリーを1月から3月まで開放し、参加者が自由に会場で制作できるようにしました。制作のスタイルは様々でしたが、最終的に公開されたものは、〈作品〉というよりも各自の生きる方途を示すテクストのようでもありました。
対話は東京と浜松で行いました。村上が3名の制作と思索のプロセスを聞き出していきましたが、1つの枠に括ることのできない活動を続ける3名ですから、話題は次々に跳躍と散逸をくり返し、たびたび着地点を見失いそうになりました。それにしても、“域”とは何だったのでしょう。対話のテープを起こしながら、おそらくそれは、私たちの生と死を緩やかにつなぐ微睡(まどろみ)の空間のようなものかもしれないと思いました。
村上 誠
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■申込み、及びお問い合わせは、ihfhpg9a@384.jp(村上誠)まで。