四つの域展

2013年3月9日(土)〜31日(日)

土・日・祝日のみ開催  12時〜18時

3月10日(日)16時より出展者によるオープニングトーク

村上誠   村上渡   夏目とも子   夏目琢史

 “四つの域 

【 ご案内 】

“域”をテーマにした展覧会です。“域”とは一定の場所・空間のことですが、物事の程度や範囲のことでもあります。異なる領域で活動する4名が、それぞれの考える“域”をそれぞれの表現方法で視覚化します。展示されたものは〈作品〉ですが、各自の生きる方途を示すテクストのようなものでもあります。ギャラリーCAVEは土日祭日のみオープン。ご来場の際には、くれぐれも日時の確認をお願い致します。                                村上 誠(企画)

 

「視域」 夏目とも子  Natsume Tomoko 

「見える」という現象は、感覚にどれだけの制限を与えるのか。 域 ・・・何かしらのエリアがあるということは、どこかに境目があるということで、その境目はいつでも見えるとは限らない。あるエリアとその他とを分ける何か。空間と線。それから私と誰かとを分かつ境界。見えることと見えないことで、囲われた 域 はどう変化するのか。

◎美術

1971年 兵庫県西宮市生まれ

筑波大学芸術専門学群視覚伝達デザイン卒、同大学院芸術研究科修了

1999年から平面作品を発表(東京など)。2004年から浜松市で活動。2005年、CAVEでのグループ展「ゆれる、境界」に参加。

 

「避域」 夏目琢史  Natsume Takumi  

現代社会におけるアジールとは「そこに入れば苦しみを逃れられる空間」のこと、すなわち避域である。避域は、日常の何気ないところに突然生み出されるものであり、のように突然消えていくものである。国家からも、社会からも無縁である空間。ありのままの自分だけの空間であり、一方で仮面のような空間でもある避域(アジール)。その現代における意味について考えたい。

◎日本社会史・思想史

1985年 静岡県浜松市引佐町生まれ

アジールの社会性を調査・研究し、『アジールの日本史』(同成社2009年)として出版。現在、遠州の名刹、井伊谷龍潭寺を中心に古文書の調査を進めている。

日本学術振興会特別研究員、一橋大学大学院社会学研究科博士課程在籍

 

「異域」 村上 渡 Murakami Wataru 

ダム湖に沿った山の胎内のような長いトンネルを抜け出ると、闇の中に一頭のカモシカが立っていた。月に照らされてしばらくにらめっこした後、身体を横に向けて消え去った。さらに進むと、次はシカが数頭、行く手を塞いだ。彼らは驚く様子もなく、ゆっくりと私の前を歩き、カモシカと同じように闇夜の中に消えた。やがて、峠の向こうに集落のあかりが見え、御神楽の太鼓の音が聞こえた。

◎柑橘栽培

1958年 静岡県浜松市細江町生まれ

1984年から平面の制作を始める。1987年から2003年まで天地(あまつち)耕作として国内外で制作と発表、およびパフォーマンスを行う。2010年から表現活動を再開する。

 

「対域」 村上 誠 Murakami Makoto 

ドイツのB.M氏からカウンセリングルームのデザインを依頼された。教育者でありセラピストでもある彼女は、様々な悩みをもった子どもたちと白い小さな部屋で静かに向かい合っている。当初、私が提案したデザインは作品(写真)の主張が強すぎるということで拒まれた。いくつか模型を作って話し合いを重ねているうちに、カウンセリングという用途から離れ、子どもたちがこれから入り込んでいくであろう世界と彼らが対峙する空間を妄想してしまった。

◎美術、保育空間学

1954年 静岡県浜松市細江町生まれ

1974年から写真を発表。1984年から平面の制作を始める。1987年から2003年まで天地耕作2004年から写真の制作を再開。2006年の個展(新宿ニコンサロン)以降、神戸、名古屋、東京などで発表。

 

                       
   
                     

 

四つの域の記録・対話集を発行します。

四つの域、三つの対話』 

 

展覧会四つの域201339日~331日)の記録と参加者四名による三つ対話を収録した冊子を発行します。

ご希望の方は、郵便番号・住所・氏名をメールでお知らせください。送料も含め、無料でお届けします。

 

4版、32頁、オールカラー

編  集:村上誠

発  行:201431日(予定)

発行:山内啓司(ギャラリーCAVE)

デザイン:夏目とも子

申込み、及びお問い合わせは、ihfhpg9a@384.jp(村上誠)まで。

 

 

 

 

 

四つの域 製作の様子

異域

視域

対域

避域

寺田篤正写真展

収まらない時間を予感。1990年代をさまよう心体論

2013年9月28日(土)〜10月27日(日)

土・日・祝日のみ開催

開催日 9月28・29 10月5・6・12・13・14・19・20・26・27

12時〜19時

9月28日(土)16時より村上誠氏とギャラリートーク&パーティー

■心体論 7つのテーマ

「濃密な関係」 男と女が伝統文化に類比して存在している姿

「SCRAPS」 壊れた車が分解され素材として消えていく

「日本測量」 島国日本の海岸のおこる出来事による日本地図

「新しい都(まち)」新たな都市開発とテクノポリスの工事現場

「自然の構造」 岩と水と植物による人類誕生以前の構造物

「東京オブジェ」 都市は人間が無計画に造った巨大なオブジェ

「SWEET  PORTRAIT」 人間は何かに魂を抜かれた空っぽの器

◆ 寺田篤正

1949  浜松市生まれ

1974 日本放浪(浜松市美術館)

1988 地方都市1983−1987(東京銀座ニコンサロン)

1989 図鑑1976−1987(東京銀座ニコンサロン)

1990 東京モニュメント(東京銀座ニコンサロン)

1992 田原1978−1991(東京銀座ニコンサロン)

2009 第二東名(東京銀座ニコンサロン)

2009 第二東名(大阪ニコンサロン)

2023年 NEW CAVE OPEN

2023年秋 美術家、村松正之氏の設計施工によるアート空間が完成します

建築、美術、音楽、舞台など、様々なアートが融合する空間

美術作品を展示するために自然光、照明をデザインし、空間を構成した建築

建築という芸術空間から触発された絵画や立体作品が、展示空間を構築する

音楽や身体表現などライブパフォーマンスのための舞台も設計されます